Rotary Club of Osaka Shirokita

2011~2012年 大阪城北RC


第35代会長
川 本 達 雄
Tatsuo Kawamoto

「ロータリークラブ・ライフを楽しもう」

このたび、会員皆様のご推挙により大阪城北ロータリークラブの第35代会長に就任させていただくことになりました。先輩会員の皆様が築いてこられた年月の、およそ半分の経験しかありませんが、伝統ある大阪城北ロータリークラブを、より楽しいクラブにするべく努力いたす所存ですので、皆様方のご協力を是非ともお願いいたします。

  ロータリークラブの誕生についてたびたび出てくるお話に、ポールハリスがロータリークラブを作ろうとしたのは、「友情とビジネスを組み合わせると、その両方がより素晴らしいものになるのではないか」と考えたからだといわれています。ビジネスをまじめに行ってきたポールハリスが、さらに世の中と良い関係を築くことが重要であるとして考えついたアイデアだと思います。

 話は変わりますが、人生に、あるいはビジネスに幸運をもたらす条件は、「誠実」と「ほがらか」といわれています。ビジネスにおいて「誠実」は絶対条件で、この条件を崩しますとそのビジネスは長続きしません。しかし、「誠実」だけでは不十分なのです。ビシネスは、必ず世間との関係で成り立ちます。したがって、ビシネスの相手に良い印象を与えることが重要になります。
 「ほがらか」になるためには、冗談をいったり、明るくふるまうことも重要ですが、それだけでは上滑りのほがらかさで、これも長続きしません。実は、心から「ほがらか」になるには「コツ」があります。それは、自分の行っているビジネスを好きになって、楽しむことです。いやいや仕事をしていたのでは、ほがらかに振る舞いようがありません。自分の仕事を楽しめる境地に達することが、大切なのです。

 さて、ロータリークラブ・ライフも、世間における仕事の一種だと考えられます。そして、ロータリークラブにもいろいろの役割や作業があります。これらの役割や作業を好きになることが、ロータリークラブ・ライフを楽しめる条件になるのではないでしょうか。会員一人ひとりがロータリークラブを好きになって、ロータリークラブ・ライフを楽しむことがロータリアンの究極の目的と考えられます。 楽しくなければ、ロータリークラブに入っている意味がありません。

1932年、ロータリアンのハーバート J. テイラーが「四つのテスト」を作り、その11年後、ロータリーはこれを倫理規範として採用しました。以下の問いに示されたこのテストは100カ国語以上に翻訳されています。