Rotary Club of Osaka Shirokita

40周年記念事業

40周年記念事業の名物刀剣「大江」復元、大阪城寄贈

 

大阪城北ロータリークラブでは、創立40 周年の記念事業として、慶長20 年(1615 年)5月の大阪城落城の際に焼失したとされる9 口の刀剣のうち、秀吉が信長より拝領した名物刀剣 「大江(おおごう)」を復元し、大阪城天守閣に贈呈することになった。
名物刀剣「大江」の復元に際しては、大阪城天守閣館長 北川 央氏のご協力の下、前全日本刀匠会会長( 現顧問)、奈良県指定無形文化財保持者、平成28 年秋の叙勲で旭日双光章を受章された、刀匠 月山 貞利氏に製作を依頼した。
刀剣は、砂鉄をたたら製鉄により取り出した「玉鋼( たまはがね)」を原料とする。これをたたいて薄く延ばすことにより日本刀になる。刀剣の製作は、関係者による玉鋼の初打ちに始まるとされている。そこで、平成28 年2 月5 日、大阪城天守閣館長 北川 央氏、大阪城北ロータリークラブ創立40 周年実行委員長の山田会員はじめ、クラブ関係者による日本刀の初打を行った。
刀剣の製作にはほぼ1 年の期間を要し、その間月山 貞利刀匠、月山 貞伸刀匠、およびお弟子様方により玉鋼から刀剣を打ち出し、その後砥ぎ師が刃部の仕上げをする。さらに鞘、鍔などの拵えを作る飾職が協力することで、日本刀が出来上がることになる。このような作業を経て、平成29 年1 月に名物刀剣「大江」の復元が完成した。
出来上がった日本刀は、創立40 周年の式典・祝宴で国内外の参加者に披露され、その後大阪城天守閣に寄贈される。
創立40 周年の記念事業としては、そのほかに創立20 周年時に城北公園に設置・贈呈したパーゴラの修復も行った。このパーゴラは、創立30 周年時に一度修復されたが、ここ10 年の経過で傷んだため、今回鶴見緑地公園事務所の許可を得て修復し見違えるほどきれいな姿に戻った。パーゴラの修復作業には、大阪城北ロータリークラブ関係者のボランティアによるところが大であった。
上記二事業に対しては、大阪市長から感謝状を頂いている。両事業の成果は、今後末永く記憶に残るものと思われる。

 

 

1932年、ロータリアンのハーバート J. テイラーが「四つのテスト」を作り、その11年後、ロータリーはこれを倫理規範として採用しました。以下の問いに示されたこのテストは100カ国語以上に翻訳されています。