カンボディアに学校を寄贈しました
当クラブが、カンボディアのプノンペン市に建設をすすめてきた校舎が完成し、2003年2月21日に現地で贈呈式を行いました。
この事業は当クラブの25周年事業の一環として、姉妹3クラブの協力を得て、完成にこぎつけました。現地との交渉等は当クラブ有志が中心となって設立したNPO「スローラァインカンボディア」に委託いたしました。
校舎は5教室、計300人が同時に授業を受けることができるもので、カンボディアの学校としては、まだあまり普及していない 電灯設備や、男女別のトイレも備えています。
カンボディアでは校舎・教師の不足によって、学校は朝からの組と昼からの組の2交代制で行われております。
当クラブが校舎を寄贈したプノンペン市のバンケンコン中学高等学校には2,300人の生徒が通学しているマンモス校です。
贈呈式当日は2,300人の生徒のほとんどが参加して列をつくり、大歓迎で迎えてくれました。
贈呈式にはプノンペン市長・バンケンコン校の校長はもちろん日本大使館の小川大使も出席され、校舎寄贈に対しての謝辞 を述べられました。
日本では真冬の季節でしたが、カンボディアは初夏。青空の下、真新しい校舎の前に掲揚されているカンボディアと日本の国旗をみて、日本人としてすこしは役に立てたかなという感慨を抱くことができました。
そして、この校舎で勉強した生徒の中から、一人でも将来のカンボディアを担う人が出てきたらなぁという夢をおみやげに 帰国の途につきました。